バレエリュス展に行ってきました
数か月前の告知時から「絶対に行きたいね!」と話していた私達
同時に開催されているオルセー展は混雑しているようですが
平日ということもあり、リュス展はゆっくりたっぷり堪能してまいりました
フランスでのバレエが衰退しつつあった1909年
ロシアの富豪ディアギレス主宰のバレエリュス(ロシアバレエ)がパリにて鮮烈デビュー
ピカソやマティス、コクトーなど、当時パリで活躍していた
前衛芸術家を取り込みながら、新たなバレエスタイルを確立すると同時に
多くの音楽やアートの世界に革新をもたらした総合芸術(だそう)
バレエ好き❤アート好き❤ファッション好き❤にはたまらない
本物のコスチュームを間近に見ることが出来る今回の展覧会では
100点以上のコレクションがデザイン画やポスターなどと共に展示され
当時、多くのアーティストを刺激したかであろう数々が
海を越え、100年以上の時を経て日本へやってきました
現在のような転写技術もなかったプリントは
まさしく絵画のごとくひとつひとつ手描きによるもの
また、布と布を張り合わせ、パッチワークのようにつくる文様や
職人の繊細で細やかな手の動きが想像出来るデリケートなレース
ガラスやビーズ、スタッズをひとつずつ縫い付けた飾りなど
想像を絶するような細かなディティールは現代も
オートクチュールファッションへと確実に引き継がれていることを確信!
当時のアーティスト達は勿論、現代の多くのデザイナー達の
インスピレーションの元となっていることは間違いありません
アーティストではない私達は単純に
「きゃ~コレ可愛い❤」とか「見て見て!この色合い・・・きれい!」とか
「この生地は何を使っているんだろう?」とか
「なんかクロエのコレクションにありそう!」
「こっちはマル二だよねえ♪」とか
ミーハーちっくな楽しみ方も存分にさせてもらいましたが・・・(笑)
いつの時代も、手の掛けた物の価値や
美しいものを愛でる気持ちは普遍であるなあ・・・と、しみじみ感じました
貴重なコレクションが間近に観られるこちらの
バレエリュス展は、9月1日まで、国立新美術館にて開催です
当時の一流ダンサーたちが実際に身に着けた
珠玉のコスチュームからまるで息遣いと音楽と共に聞こえてくるようですよ
0 件のコメント:
コメントを投稿